7本目となる主著論文が米国天文物理学誌 Astrophysical Journalから出版されました。 Fujimoto et al. 2021, ApJ, 900, 1 (ADS)
画像はハッブル宇宙望遠鏡による、とある銀河団の様子。銀河団の巨大な重力作用が天然のレンズのように働いた結果、背景に潜む約130億光年彼方からの銀河の炭素の光が、画像中の赤色で示される別れた複数の像として、今回ALMA望遠鏡によって捉えることに成功しました。詳細な解析の結果、重力のレンズの作用による増光効果は100倍以上にものぼり、従来の観測では暗くて到底捉えることのできなかった、宇宙初期の赤ちゃん銀河の様子を世界で初めて描き出しています。